
健康目的に筋トレするだけだけど、デッドリフトは必要なのかな?
↑こういった疑問にお答えします。
結論から言うと
・デッドリフトは適切なフォームで行えばとても良いトレーニングですが、間違ったフォームで行うと腰痛を招きかねないので、適切な指導を受けられないのであれば初心者がするべきではない。
・体の後ろ側を鍛えられる低リスクな種目は他にもある。
もちろん適切なフォームで行うデッドリフトは腰痛対策にもなりますし、とても良いトレーニングなのでやっていいと思います。
しかし適切なフォームで行えない場合、デッドリフトは逆に腰痛を招きかねないので、初心者が無理してやらなくてもいいかなと思います。
もしもデッドリフトをするのであれば、トレーナーから指導を受けるか勉強してからのほうがいいかなと思います。
ただ筋トレ続けていると色々とブレてくるので、以下は戒めもかねての記事になります。
目次
健康のための筋トレならデッドリフトは不要な理由
筋トレを長く続けていますと、色々な情報が入りすぎて当初の目的を忘れてしまう事があります。
あなたはなんのために筋トレしているんでしょうか?
ボディビルの大会にでるため?
スポーツのため?
でもほとんどの人は【単にかっこよくなりたい】とか、【痩せたい】とか、【健康のため】とかで筋トレしていると思うんです。
でも続けているうちに目標を忘れて、健康を害してしまっている方がいらっしゃるのも事実。
ちなみに筋トレ種目でビッグスリーと言えばベンチプレス・スクワット・デッドリフトです。
筋トレをやり始めの人のなかにはビッグスリー全部をしないといけないのかな?と思っている方もいるかもしれません。
が、僕はあえていいます。
デッドリフトは別にしなくて良いです。
ボディビルや重量挙げの大会に出るなど用途によってデッドリフトをしたほうが良い方もいらっしゃるかもしれませんが、
ジムに通っているほとんどの方は健康のために筋トレをされていると思います。
はっきり言いますが、健康のためですとか単にかっこいい体になりたいだけとかなら、デッドリフトをする必要はありません。
デッドリフトは体の後ろ側を広範囲に渡って鍛えることのできる筋トレ種目です。
しかしそのかわりにベンチプレスやスクワットに比べて技術的に難しく、明らかに初心者向きの種目ではありません。
初心者向けではないばかりか、高重量になってくると中級者・上級者でもフォームを崩してしまいがちです。
そして結果的に筋肉を鍛えるのではなく、腰を痛めてしまうことになりかねません。
正直、こんなことを言ってはなんですが、僕はデッドリフトをして腰が鍛えられて慢性的な腰痛が治りました。
それは僕が適度にストイックではなかったからです。
フォームが崩れない重すぎない重量で、余力を残せる回数・セット数で終わっていたからです。
でも頑張りすぎてしまって一時期腰を痛めたこともありますし、
何より大丈夫だと思っていても自分でもよくわからないタイミングで「ピキッ」て腰を痛めてしまう事があるんですよね。
いくら適切なウエイトで適切なフォームでデッドリフトしていても、腰を痛めるときは痛めます。
ボディビルダーでも重量挙げの選手でもないのに、デッドリフトをするのは単に健康被害のリスクが高いといえます。
更に、腰痛リスクとは別の意味でもデッドリフトは怖い種目だと言えます。
デッドリフトって上半身と下半身の両方を全力で使うので筋トレ種目の中ではかなり意識が飛びやすい種目でもあります。
YouTubeとかで検索したらデッドリフトで気絶する動画たくさん出てきますよ。
重いダンベルやバーベルがたくさんあるジムのなかでぶっ倒れるなんて本当に危険です。
腰を痛めたり気絶する可能性が他の種目よりも高いので、デッドリフトを頑張るのはおすすめできません。
デッドリフト以外の背中の下部を鍛える種目
デッドリフトの代わりにケガのリスク少なく体の後ろ側を鍛える種目は他にもあります。
・バックエクステンション
・ヒップスラスト
・レッグカール
・ブルガリアンスクワット
このように代替可能な種目はあるので、わざわざデッドリフトをして健康被害のリスクを負う必要はないと考えます。
ただ健康目的の筋トレでデッドリフトをやるのであれば、僕みたいに40kgくらいの軽いウエイトで行えばリスクも少ないからいいんじゃないかと思います。
バックエクステンション
バックエクステンションなら背筋を鍛えられて腰痛リスクはデッドリフトより低いです。
僕はデッドリフトで腰痛が治ったりまた痛くなったりしましたが、
バックエクステンションにかえてから腰痛になったことはありません。
バックエクステンションなら脊柱起立筋や臀部・ハムストリングなど広範囲に渡って鍛えられます。
ヒップスラスト
レッグカール
ハムストリングだけならレッグカールで効率よく鍛えられます。
ブルガリアンスクワット
ブルガリアンスクワットについて詳しく解説している記事はこちらです。
腰を痛める前に再考を
ビッグスリーの記録が上がると成長を感じて嬉しくなる気持ちはわかります。
しかし当初の目的を忘れてデッドリフトを頑張りすぎて健康を損なってしまっては本末転倒です。
どうしてもデッドリフトがやりたいという人のことを止めるつもりはありませんが、単に健康のためやボディメイクのためなどで筋トレをされていてデッドリフトをしている方は
一度別の種目を考えられることをおすすめします。